沖縄テント生活

以前、海辺の空き家で静かに暮らしていた人のブログです

地図にない集落、山手平廃集落跡へ行く

以前樫山は古座川でも数少ない廃集落と書きました。ですが後々調べてみるとそんなことはなく、地図から地名が消滅した廃集落は結構たくさんあることがわかりました。
というか離村して森に埋もれた集落をいつまでも地図上に載せる必要はないのだからそりゃそうですよね。

で、樫山の先は通行止になっていますが道はまだ続いています。この先はどうなっているのかなーと気になっていた所、地図には記載のない集落があるということがわかり興味が湧いたので行ってみることにしました。

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樫山に到着。たいして日を挟まずに、またここにくる事になるとは・・。
山手平集落の場所はここ。



現在地の樫山から川沿いに北へ向かっていく。

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「これより車両通行止」



さて、この道の先はどうなっているのか。


「⬅️小匠へ(道狭い) 通行不能



道狭いと見せかけてよく見ると実は通行不能らしい。バイクを走らせる。



はじめはよかったのだけど徐々に倒木・落石が酷くなり始める。なのでバイクを降りて徒歩で向かう。



素掘りのトンネルだ・・・。



先へ進む。



左右は険しい山。聞こえてくるのは川のせせらぎだけ。時折鳥が滅多にこない歩行者に驚き飛び立つ。

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土砂が積もっている。これはもはや道と呼べるのだろうか?



うーん、道が・・・。潜って進む。



橋が見えてきた。

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ここで道は二手に分かれる。右は小匠、左が今回の目的地山手平に続く。

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ここも道が欠けた所や倒木が多数。

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道が連続でえぐれている。人一人なんとか歩けるぐらい。これも道と言えるのかどうか・・。

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先へ進むと看板が。

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「渡らないで下さい。」
大事な一文だけが朽ちずに残っている。
前には落ち葉に埋もれた橋。崩れないかどうか確認して先へ進む。

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更に進むと・・・。これは・・・、橋?

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今度は骨組みだけ。鉄骨部分を歩く。



ん?あれは・・・。

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車だ。

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・・・。

この深い森の中にこの褪せた車。森と溶け合って自然・風景の一部になっている。
その佇まいが自然で、美しさを感じる。

屋根には落ち葉や苔が積もりその上に木が生えていた。
今後も時が進むにつれこの車は自然の一部となっていくのだろう。

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ふと対岸に目をやると段々の石垣が。

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かつてここに集落、もしくは田畑があったのだろうか?ようやく人の気配をほのかに感じられる場所に出くわした。

先へ進む。相変わらず倒木や土砂が道を塞いでる。

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歩く、歩く。

静かだ。本当にここには自分しか居ないんだなと感じる。
緩やかな坂が続き、谷底の斜面は徐々に険しくなり始める。

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山の中腹に入ってきた。ここからは滑ると大怪我をしそうだ。

歩く・・・・。

・・・・。

おかしい。
もう1時間半以上歩いている。一体いつになったら着くんだ?
google mapを確認するも、この先もただただ森の中。とても集落がこの先にあるとは思えない。そもそもあまりにも道が悪すぎる。これは人が通る道ではない。

道を間違ったのではないだろうか。車のあった辺りが山手平だったのか?どうしよう引き返そうか?いやけどまだ先は続いているし、この道で合っている可能性もある。行き止まりになるか、もしくは前進不能になるまでは歩こう。

同じような景色がひたすら続く。

ん!また車だ!

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これも放置されてから相当時間が過ぎている。使わないままここから出せなくなってしまったのだろう。

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車から目を離し前を見ると・・。
石垣だ!
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足元には陶器。
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人の暮らしの気配が出てきた。よかった。道は合っていたようだ。
先へ進むと石垣群が現れる。

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山手平集落だ・・。長かった・・・。
辺り一帯石垣が積まれている。結構な規模だ。

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かすかに残る階段跡を登り、人の暮らしの痕跡を探る。が、何も見つからない。

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人の生活跡を求めて、集落内を進む。

道はあってないようなものだ。土砂で崩れつつある際どい道を歩く

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そして・・・。

ん!
家だ!

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・・・・。

・・・・?家?

ではなくて小屋?なんでこんな所に?

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ここまで歩いてきた道のりを考えると今も使われているとは考えにくいがその割には大してボロボロにはなっていない。
なんというかこういう場所だと経年劣化していない小屋は返って不自然に映る。

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周囲にはゴミが散乱していた。風呂釜などもあり、ここは確かに人が暮らしていたと感じる。他、ゴウラ(養蜂の為の巣箱)が数個置かれておりその内一つは今もミツバチの住処となっていた。つい最近まで養蜂していたのだろうか?こんな所で?

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ここで養蜂をやる効率を考えたら儲けの為には設置していないだろう。地元の人が趣味でここまで来てやっているのだろうか?あえてここでやる理由は全くないと思うが・・・。それに日常的にこんなところへ通っていたらいつか怪我するのではないだろうか。

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その後集落の石垣群に沿って更に奥へ奥へ進んだが終点近くは倒木だらけででそれ以上先へ行くのは断念した。
場所はここ

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もと来た道に戻り、集落沿いの道はまだ続いていたのでそちらの方を進む。すると橋が。

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今までと違いここは山の中腹。これまでなら橋が壊れてもすぐ下の川に落ちて濡れるだけという感じだったがここだと万が一、橋が崩れたら斜面を転がってそのまま死んでしまいそうな感じがしたのでもう進むのはやめた。(写真だと分かりにくいが結構な高さがあった。)
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ついに人の生活跡と思えるようなものはあの小屋以外、集落内では大して見つからなかった。

山手平集落は昭和中期か後期頃には離村して廃集落になりその後、植林され森に返ったらしい。昔は炭焼きなどの山仕事で集落も存続できたのだろうけど、その後仕事がなくなり離村→植林→地図から消滅。こういう形で消えていった小さな集落はここに限らず日本各地にものすごい数があるのではないだろうか。
自分が生まれるもっと前に既に住民が離村した集落なのだ。そりゃ人の暮らしの跡を発見できるのは石垣ぐらいだよな・・・。
というか、集落へ続く道さえも後十数年で消えて無くなるのではないだろうか。

さて、もう帰ろう。時間的にもこれ以上いると日が暮れてしまう。

帰り道も2時間程歩く。異様に長く感じた。

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帰って来た。樫山に帰って来たぞ!
やっと開けた場所に出て来たので少し安心した。

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この日は山で夕暮れ。
家に着いたらさっさと食事済まして風呂に入って、すぐに布団へバタンキューでした。

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