海辺の空き家で静かに暮らす

和歌山、串本で海・空・音を感じながら田舎暮らし

配達辞めました。今日から無職です。

6月15日までの勤務で退職願を出したので昨日が最後の配達でした。最後の配達辞めた理由は色々計画してる事があって、今年は時間にゆとりを持った状態で過ごしたかったからです。それなりに貯金も溜まって今の支出だと10年程は働かなくても大丈夫な状態です。それなら無理して働かない方が後々後悔することもないかなと感じます。自分はお金があろうが無かろうがどうせ使わないしね。__________ロッカーを空にして、帰り...

最後の配達

道順を組んで出発。峠道を走る。杉檜に覆われた細く長い山道。岩にびっしりと生えた苔。モザイク状に映し出される木漏れ日。この山道も今後は走る機会が減る。郵便をポストに入れていく。行く先々の庭では紫陽花。梅が咲き、待雪草、シラン、ツツジが咲いて、そして紫陽花が咲く・・・。次は向日葵・・。庭は季節ごとに花が代わる代わる咲いていくように工夫されている。配達を始めてから強くそう感じるようになった。今はサボテン...

4月下旬・5月上旬の配達

目が覚める。嫌な夢を見た。どうして自分の脳は、わざわざあの記憶をまた再体験させるのだろう。アレルギーの症状が強く出た日はうなされることが多い。朝の支度を済まして家を出る。朝の巻雲が気持ち良い。最近上層に雲が出る事が多く秋の空みたいだ。これが4月下旬の空なのだろうか?局に着く。道順を組んで出発。多くの田で水を張り始めた。遠くからカジカガエルの鳴き声が聞こえる。笛を吹いてるかのような澄んだ鳴き声。カエ...

4月中旬の配達

カーテンから朝の光。波の音が聴こえる。「ホーー、ホケキョ!」いつもの朝。最近ウグイスが鳴くのが上手くなった。郵便局へ。道順を組み、出発。空気が澄んでいる。新緑が目立ち、山は緑と黄緑のモザイクに。またしばらくするとシイの花が咲いて肌色が混じっていくのだろう。桜もすっかり葉桜。道路に残るピンクの染みのようなものが満開だったあの時の名残を感じさせている。桜はあっという間だった。今年はやけにあの咲き誇る様...

3月中旬の配達

「ホケキョ!」カーテンから朝の光。波の音。毎朝同じ場所、同じ時間に鳴くウグイス。ここがお気に入りなのだろうか。朝の準備を済まして、郵便局へ向かう。淡く霞んだ空気。白い空と海。空の質感が変わった。春の空だ。郵便物をカバンに詰めて出発。水たまりにはツバメ。巣作りの為に泥を咥えている。去年と全く同じ光景。庭先で咲いていた梅は散り、小道ではフキノトウ・待雪草がひっそりと咲いている。峠道では山桜が満開。道路...

配達して夕暮れ、歓迎会あって配達して・・・

一昨日とても大事な郵便物どかっと局に到着したのでそれをお届けしてました。中にはその郵便を待ち構えている方もいたり。「ありがとうねー。」と言ってくれたりもして確かに必要な仕事をしているんだなと感じます。まぁ、その分誤配したら大問題になってしまうので責任がありますが・・。無事配達が終わったら円月島へ。見ての通り独特な場所で、ここの景色で思う事は色々あります。それらについてはまた後日まとめて書けたらなー...

冬を乗り越えた気がする

「あぁ、寒い、寒い。山奥には行きとぉない・・・・。」佐本への配達がある時はこんな感じだったのですが昨日、今日とそんなに寒くなかったです。「冬の寒さに逆戻り!」みたいな事が予報で言われてたのでまだまだあの寒さは続くのかなーと思ったのだけど今後ぐっと冷え込むことはもうなさそうです。配達をはじめて、冬を乗り越える喜びを強く実感するようになりました。やっぱり自然を存分に感じられる仕事というのはその分自然の...

2月中・下旬の配達

今月は一人出勤が多くなった。荷物を車に積んで出発。週末、海岸線は交通量が増える。道の駅にはキャンピングカー。ライダー。連休の時だけ出現する旅人達。そうだ、ここは観光地なのだ。江須ノ川の町並みを抜ける。ポストを開け、荷物を配り、海側は終わり。峠道を登る。佐本へ。苔を生やした山奥のポストを開ける。一年開け続けて未だ郵便物が入っていた事がない。かつては活躍していたのだろうけど今はただ開け閉めされているだ...

1月中旬の配達

道順に組んで出発。今日は一日海辺の配達。お歳暮、年賀状も終わりようやく荷物も落ち着いてきた。やはりゆとりを持って自分のペースで配達した方が心に余裕ができる。庭先では干物の匂い。何匹ものウツボが干されている。水仙、アロエの特徴的な赤い花が目を惹く。・・・・。青空。綿雲。 人気のない田舎道。配達に出ればあとは一人の世界だ。黙々と江住、見老津の町を走る。・・・・・。ここ一年は毎日田舎町の景色を感じながら...

1月上旬の配達

起床。薄明かり、鳥の鳴き声。布団から出て、家の裏の階段を降りる。防風林のトンネルを抜けて、海へ。初日の出。初詣などはあまり興味がないけど、自分は空が好き。だからこのイベントは外せない。___________郵便局へ。今日はいつもより早い出勤。年賀の道順はすでに組まれている。諸々の準備が済み次第、バイクに乗って即配達。峠道を走る。・・・・・・。数日前職員さんに「どうして朝の郵便が届く前に配達に出るん...

11月下旬の配達

「ピィーーー。ピィーーー。」朝の音、鳥が鳴いている。窓を開ける。ソワソワする。急ぎ足で家の前の海へ。あたり一面に広がる波状高積雲。この景色を生で見た時のドキドキ感、胸の高鳴り。自分はやっぱり空が好きだ。___________郵便局へ。道順を組んで出発。峠道を走る。谷の冷たい空気。だけど服装は真冬の装備。全く寒くない。ツクツクボウシが鳴かなくなり、風が涼しくなって、秋がきたのかな?なんて思っているう...

11月上・中旬の配達

4時半。夢から覚める。虫の鳴き声が少し。潮騒が聴こえる。どこまで歩いても目的地には辿り着けない。そんな夢を見ていた。「ゴーーーーーー・・・・・」「ザザーーーーー・・・・・」夜明け前の暗闇と静寂。他に音がないからこそ、波音が鮮明に聴こえる。・・・・。横になってその音を聴いていると、どこか深い海の中で自分が漂っている。そんな感覚になってくる。磯の岩に水がぶつかる荒々しい音。優しい音ではない。だけど海に...

10月中旬の配達

ついに蝉は鳴かなくなった。彼岸花は散り、稲穂の景色も終わり。柿、桜の葉は散り始め、空き地も枯れ草が増えている。もう夏は完全に終わった・・・。________ポストに郵便物を入れていく。家々の庭ではひっそりと黄色い花が。佐本はキイジョウロウホトトギスで知られている。多くの家の庭の片隅で見ることができ、ここの集落の人に親しまれている花だ。「キイジョウロウはどこに咲いているんでしょうか?」時折、配達途中...

10月上旬の配達

最近、車での配達が多くなった。荷物を積み込み、出発。峠を越えて山間の集落、佐本へ。稲穂、はさがけ、彼岸花。深谷は一番田植えが遅かった所。これで田んぼの景色も見納めだ。彼岸花も徐々に色褪せてきている。・・・・。小包の配達、集荷、局から局へ荷物の引き渡し。佐本を抜けまた別の峠に。雫の滝を抜ける。山が迫り、ゴロゴロとした岩。年中涼しいような所。もののけ姫の舞台みたいだ。山を降り、周参見の町へ。今度は海岸...

9月上旬の配達、日々の演奏59

出発。峠道を走る。朝の谷の冷気。寒い。上着を着る。冬の峠道を思い出す。ミンミンゼミは絶好調。ここではツクツクボウシと同じく夏の終わりのセミになっている。空は澄んでいる。夏のモヤっぽい空気が終わり、空の色・雲の質感が確かに変わった。すべてが鮮やかに見える。冬の終わり、澄んだ空気がモヤっぽくなった。あの時も雲の質感が変わり、新鮮で嬉しかった。繰り返す季節はいつも新鮮だ。___________配達が終わ...